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事業計画書について

事業計画書とは何か、書き方の方法

収支予測表とは

収支計画書とは、これからの事業の売り上げ予測のことです。

 

当然、あくまで予測ですから自由に書く事ができます。しかし、その
売り上げ予測の根拠となる数字が説得力が無ければいけません。

 

あまり夢物語を書いてはダメだと言う事です。

 

説得力とは、その事業にどれだけ精通しているのか、どれだけ動向を
把握しているのかが問われます。

 

飲食店であれば、どういう客層を対象にして客単価を設定しているのか。
どれだけの来客数を想定しているのか。それに対応するスタッフはどれだけ
必要なのか。席数は適当であるのか。このような事が分かっているのかが
問われると言う事です。

 

「日本政策金融公庫」にしろ「保証協会」にしろ、担当する相手はあらゆる
業種をわかっているわけではありません。

 

が、彼らは書類を見るプロです。出してきた数字であなたの事業に対する
本気度がわかるのです。

 

そしてお金を貸す立場からすると、その事業に本気である事、そして詳しく
マーケティングしている人に貸したくなるのは当たり前ですね。

 

ですから収支計画書が大事になってきます。

 

あなたがどれだけ本気で、どれだけ準備をしてきたのかがここでわかる
ことになるのですから。

事業経歴について

これから起こす事業の経験があるかないか、ここは必ず聞かれる項目です。

 

 

なぜかと云うと「日本政策金融公庫」や「保証協会」の考え方としては、
その事業の経験が有る方が間違いないであろう、という事です。

 

 

「ラーメン屋」ならラーメン屋で長年修行してから開業する場合の方が
いきなり違う職種から「ラーメン屋」を始めるよりも成功する確率が
高いであろうという考え方です。

 

 

これはこれで至極当然な考え方と言えるでしょう。

 

 

なぜなら「成功する確率が高い」イコール「貸したお金を返してくれる確立
が高い」
となるわけですね。

 

 

金融機関としては「貸したお金は確実に返してもらいたい」のでこういう
論理になるのは仕方のないところでしょう。

 

 

ですから、その事業の経験があるならば、そこのところをしっかりとアピール
しなければいけません。

 

 

また経験があまり無いという場合でも、多少は上乗せした経歴を書いた方が良いです。

 

 

もちろん「嘘」はダメなのは言うまでもありませんが。

 

 

では経験が全くない場合はどうでしょうか。

 

 

当事務所のお客様で、トラック運転手の方が焼き肉店を出す際の融資に成功
した事例があります。

 

 

ただし、このトラック運転手の方はマニアックなほどの焼き肉好きで、各地
に仕事で行く際に、当地の有名な焼き肉店をネットで下調べして実際に食べて
みるということを長年していて、その結果を自身のレポートとして保存していた
くらいだったのです。

 

 

そして、肉の仕入れ先なども自分で調べたり、有名店のご主人に掛け合って教えて
もらうなどして準備も万全の状態で開業を夢見ていた訳です。

 

 

そしてトラック運転手も「焼き肉店の開業のため」の資金を貯める手段としての
位置づけで自身の経歴を多少のアレンジして面談に臨んだ結果、満額には少し
足りませんでしたが融資実行を受け、無事焼き肉店を開業する事ができました。

 

 

この事例でお分かりのように、自分のこれからの事業に対して思い入れが
あるのが当たり前のはずです。

 

 

そこのところは経歴の書き方次第で多少は何とかなるところ

 

 

逆にまったく自分の事業に思い入れが無いとしたら・・・・・。

 

 

そんな人にお金を貸す金融機関はありません。

 

 

お分かりですよね。

セールスポイント

事業計画書の中に「セールスポイント」を書く欄があります。

 

この「セールスポイント」以外とうまく書けない方がいらっしゃいます。

 

控え目な国民性も理由の一つでしょうが、ここをしっかり答えられるか
がとても大事なところです。

 

たとえばあなたが飲食店に入り「ここのお勧めは何 ?」と聞いた場合に
店の人間がモジモジしたり、「んーー」と考え込んだりしたらどう思い
ますか ?

 

おそらくあなたは、その店に対して不信感を抱くと思います。

 

当然、出てくる料理にも期待はできないでしょう。

 

これと同じことなのです。

 

「あなたの事業のセールスポイントはなんですか」と聞かれて即座に
答えられなければ公庫や保証協会側はあなたの事業に対して不信感を
抱くこととなります。

 

政府が行った「事業仕分け」においても「仕分けられる側」の人間が
簡潔に事業の成果を答えられず、制限時間を目一杯つかっても説得力
のある解答ができまないことが多々ありました。

 

あれを見ても分かるように、自分のセールスポイントを即座に、簡潔
明瞭に答えられないということは、相手に不信感を与え、説得力を
失ってしまう事なのです。

 

ではうまい書き方はどうすればいいのでしょうか?

 

まず自分の事業で「ここは良いのでは?」と言う事を箇条書きに
考えられる限り書き出しい見る方法をおすすめします。

 

○ 現地の提携農家からフレッシュで無農薬の野菜が毎日供給される

○ 特許出願中の電気自動車機械部品で、これからの世界的な需要が期待できる

○ 先祖代々の土地のすぐ前に新しい駅ができたので、乗降客相手の
  コンビニエンスストアとして重宝されるはず

○ 大学卒業以降ずっと●○に携わってきて、この業界のことなら熟知
  している

○ 妻と二人で自宅を改良した店でレストランを開くので、人件費、家賃
  など最少の費用で済む

○ いままでの職歴のなかでの付き合いで、鮮魚なら品質のいいものを
  格安で仕入れる事ができる

○ いままで携わってきたお客様の顧客リストが豊富だ

○ ターゲットとしている客層が多く居住している場所である

 

など、「自分の売り物」「こういう理由でここが他とは違うんだ !」
というところを書き出してください。

 

それらを修正してまとめ上げます。

 

こういったやり方でしっかりと「セールスポイント」を把握して
おきましょう。

開業動機について

公庫や保証協会には備え付けの事業計画書のフォーマットがあります。
そして両方に「開業動機」について書く欄があります。

 

この「開業動機」適当に書いてはいけません。

 

適当と言うのは「そこそこキャリヤも積んだし、貯金もそこそこ貯まったからそろそろ独立でもしようと思って」といったものです。

 

これ、決して悪くは無いのですが、公庫や保証協会相手では不合格です。

 

公庫や保証協会が求めている開業動機とは、あなたの「独立したい! 事業を成功させたい!」という強い思いが伝わるものを期待しているのです。

 

そして公庫も保証協会も皆さんの税金で運営されています。つまり公金ですね。

 

ですから開業動機にも公のお金を貸し出す事の大義名分があると評価が上がります。

 

「自分が美味しい料理を作りたいから」と言うより「美味しい料理を皆さんに食べてもらいたいから」といった書き方が効果的です。

 

大袈裟に言えば「自分が事業を起こすことにより、地域住民に喜んでもらえるから」ぐらいの表現でもかまいませんから、公金を貸し出しやすい大義名分を加えましょう。

事業計画書とは

あなたの事業のすべてさらけだすものです。そして公的融資機関に唯一あなたの事業をアピールすることができる手段です。内容としては、開業動機、資金計画、収支予測、事業経験、資金繰りについて、人員構成などといったとろです。

 

まずポイントの一つが開業動機。

 

ここは結構おおげさな内容で構いません。どうしても自分をアピールする場合には照れもあり、謙遜しがちですが、事業に対する熱い思いを相手に伝えるためにも、オーバー気味で大丈夫です。

 

ただし、独りよがりではいけません。どういうことかというと、「自分がやりたいから」「自分が金儲けしたいから」「自分がいままで調理師としてやってきて、そろそろ独立したいから」などといったニュアンスは出してはいけないのです。

 

「だって、そうなんだから」と言われそうです。もちろん、それはそうなのは分かります。私もかつて調理師として修業して、自分の店を開業するときも、自分のため、もしくは家族のために開業するわけでしたから。ただ、公的金融機関もそこは、分かっているわけですが、ある種の大義名分が必要なのだと思います。何しろ「公的金融機関」なのですから。

 

つぎに事業経験。

 

やはり、事業経験が有る方が貸す法としては安心なわけですから、あなたがこれから興す事業の経験があるのか無いのかが問われます。ただ、完璧に事業経験がある場合はともかく、多少の経験ならばあると言う場合には、まだ書き方しだいで対応できる場合もあります。

 

多少書き方で経歴を化粧することで何とかなると言うことです。実際に長距離トラックの運転手だったお客様が焼き肉店を開業した事例も経験しました。

 

このときはお客様の過去のアルバイト経験や焼き肉好きな部分を利用させていただき、結果満額には少し足りませんでしたが、融資は実行されました。ですから事業経験があまり無いと言うような場合でも、なんとかなることもありますので、まずはご相談ください。

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