ご存知のように「会社法の改正」により株式会社設立が容易になり、それに伴い
資本金制度そのものも変わりました。
従来は株式会社設立には最低でも1000万円の資本金が必要でしたが、それが
たったの1円の資本金でも良い事となったのです。
では喜んで「1円会社」を作っていいものなのでしょうか。
率直なところ、私はあまりお勧めいたしません。
法人化することのメリットとして「対外的な信用度アップ」が挙げられますが
このような「1円会社」で信用度がアップするとは思えません。
むしろB to Bでの取引の際に相手がこちらの登記簿謄本を見たときに、資本金が
1円だということを知った場合どういうイメージを持つかお分かりかと思います。
ですから、お勧めはいたしませんと言ったのです。
では「1円会社」はまったく使いものにならないのでしょうか。
いえいえ、そんな事はありません。
たとえ「1円会社」であっても重宝する場合があります。
それは「ネットビジネス」に於いてです。
「ネットビジネス」では取引の対象となるのが、ほとんどの場合「個人」です。
しかも「個人」が相手の会社の登記簿謄本を調べるというようなことは、あまり
致しません。
そして「1円会社」であっても当然「法人口座」を持つ事ができるので、商品の
取引などでお金を振り込む際には「法人口座」へ振り込む事となります。
「個人事業」の場合での振込先は当然「個人名の口座」ですから、それに比べると
お客様のあなたの会社への信用度は間違いなくアップしているはず。
この「法人口座」が持てるだけでも法人化するメリットが有ると言えるでしょう。
しかも、たった「1円」で。
このような場合には「1円会社」は便利な存在だと言えるでしょう。




