これから起こす事業の経験があるかないか、ここは必ず聞かれる項目です。
なぜかと云うと「日本政策金融公庫」や「保証協会」の考え方としては、
その事業の経験が有る方が間違いないであろう、という事です。
「ラーメン屋」ならラーメン屋で長年修行してから開業する場合の方が
いきなり違う職種から「ラーメン屋」を始めるよりも成功する確率が
高いであろうという考え方です。
これはこれで至極当然な考え方と言えるでしょう。
なぜなら「成功する確率が高い」イコール「貸したお金を返してくれる確立
が高い」となるわけですね。
金融機関としては「貸したお金は確実に返してもらいたい」のでこういう
論理になるのは仕方のないところでしょう。
ですから、その事業の経験があるならば、そこのところをしっかりとアピール
しなければいけません。
また経験があまり無いという場合でも、多少は上乗せした経歴を書いた方が良いです。
もちろん「嘘」はダメなのは言うまでもありませんが。
では経験が全くない場合はどうでしょうか。
当事務所のお客様で、トラック運転手の方が焼き肉店を出す際の融資に成功
した事例があります。
ただし、このトラック運転手の方はマニアックなほどの焼き肉好きで、各地
に仕事で行く際に、当地の有名な焼き肉店をネットで下調べして実際に食べて
みるということを長年していて、その結果を自身のレポートとして保存していた
くらいだったのです。
そして、肉の仕入れ先なども自分で調べたり、有名店のご主人に掛け合って教えて
もらうなどして準備も万全の状態で開業を夢見ていた訳です。
そしてトラック運転手も「焼き肉店の開業のため」の資金を貯める手段としての
位置づけで自身の経歴を多少のアレンジして面談に臨んだ結果、満額には少し
足りませんでしたが融資実行を受け、無事焼き肉店を開業する事ができました。
この事例でお分かりのように、自分のこれからの事業に対して思い入れが
あるのが当たり前のはずです。
そこのところは経歴の書き方次第で多少は何とかなるところ。
逆にまったく自分の事業に思い入れが無いとしたら・・・・・。
そんな人にお金を貸す金融機関はありません。
お分かりですよね。




